過去ログ - 美琴「私が一万人以上殺した、殺人者でも?」
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912:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/03/27(火) 02:41:18.00 ID:+HUwLvgzo


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「何って……なんでそんな事アンタにいちいち説明しなきゃなんないのよ?」


 少年の目の前で、少女がいつもの快活さを取り戻し、不適な笑みさえ浮かべてくる。
 そこにいるのは、いつもの少女。元気で自信家で不遜な、万全の御坂美琴だった。
 その事に、上条は抑えきれないほどの苛立ちと悔しさをわき上がらせ、歯噛みする。


「私がどこで何をしようと私の勝手じゃない。こちとら不本意にも超能力者の第三位やってる超電磁砲よ? ちょっとした夜遊びの最中にちょっかいかけてくる不良程度あしらえないようなヤワじゃないのよ、残念なことに」


 それはまるでちょっとした悪戯を親しい友人に見られて言い訳混じりの軽口を叩いてるようにしか見えず、そんな完璧な日常を演じきっているが故にか、決定的な矛盾に気付いていない。
 すなわち、


「……、やめろよ」


 上条の言葉に一瞬言葉を詰まらせ、しかしなんでもないように受け流して美琴は笑う。


「やめるって、何をよ? 第一、夜回りの教師でもないアンタに夜遊びの一つや二つ注意される筋合いなんか無いんだけど。
 あ、お嬢様学校に幻想を抱いてるってんなら言っとくわよ。あそこはアンタら男子が思ってるような甘っちょろいトコロなんかじゃ……」


 尚も言い繕う少女の言葉を遮って上条は言う。



「だからもうやめろよ。お前が今誰に何を言い訳しようとしてるか分からねぇけどよ、少なくともそれは今、ここで、俺に対して言っても意味のない事だろ? いい加減気付けよ!」







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