過去ログ - 美琴「私が一万人以上殺した、殺人者でも?」
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92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/27(日) 21:03:55.28 ID:/Fwu0hYwo

 言いつつ、虚空を睨みつけるように黙り込む美琴を見ると、どこが何でもないんだよと言いたくなる上条だが。

(……ま、聞くのも野暮ってもん、かな)

 色々喋って喉も渇いたので、買って来た瓶入り飲料を取り出し、片方を美琴へ投げ渡す。

「ひゃっ! あ、ありがと」

「あ、ちょっと温くなっちゃってるのと、持ちながら走ったから噴きこぼれるかも知れないから気をつけろよ」

「え、ちょ、きゃっ!?」

 思い出したかのように注意した上条だが、時既に遅く、少女の手元から白濁した泡が吹き出し少女の手に噴きかかった。

「は、早く言いなさいよそう言う事!」

「あ、悪い。言うの遅かったか……」

「あうう……手がべとべとするぅ……」

 幸いにも瓶を持っていた手とスカートの端が少し濡れただけで済んだようだ。
 渡した濡れ布巾でスカートの端を丁寧に擦る美琴を眺めていると、ふとこちらを見た美琴と目が合った。

「……何よ」

「あ、いや。渡した方半分くらいこぼれちまったし、こっちと取替えようぜ」

「え、いいわよ別に……。私の方だって不注意だったんだし」

「いいからいいから」




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