過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.9
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504: ◆lI.F30NTlM[sage saga]
2011/04/17(日) 02:55:00.64 ID:pVsyXH1Eo
『大改造!!劇的ビフォーアフター。
 今回の依頼者は、千葉県にお住まいの女子中学生・高坂桐乃さん
 彼女は、誰にも打ち明けられない、ある悩みをお持ちなのです』

桐乃「実はあたし……オタク趣味があるんです」

『読者モデルとしても活躍する桐乃さんの意外な趣味には、スタッフも驚かされました』

桐乃「女子中学生って、日本で一番オタクを嫌っている人種じゃないですか。おまけに、ウチの両親はそういうのに偏見を持ってまして……。
   正直、打ち明けられないことは苦しいです」

『そんな桐乃さん、ついに事件を起こしてしまいます』

桐乃「今思うと、本当にバカだったなと思います。特典を貰うために、バッグの中にアニメDVDのケースを入れておくなんて……。
   それに、中身が18禁もののゲームだったので。警察官である父にそれを見られたときは、全身の血の気が引いていく感覚を味わいました……」

『お父様に趣味がバレてしまった桐乃さん。お父様は、彼女の宝物であるオタクグッズを全て捨てようとしました。
 そこで、一人の匠が立ち上がりました』

『高坂京介。桐乃さんの実のお兄さんです。彼はこの状況を、どうやって打破するのでしょうか?』



――高坂家 リビング――

京介「桐乃の趣味を……認めてやって欲しい」

親父「悪影響しか及ぼさない、くだらん趣味をか? それは出来ん相談だ」

京介「悪影響しかない、くだらん趣味って言ったな……?」


『ここで匠は、持参したバッグの中身を取り出しました。それは……』


京介「じゃあ……見ろよ、このとんでもねえ成績を。県でも五指に入ってるんだってな。それも今回に限った話じゃねーんだろ?
   あいつの成績がずっとどうだったのかなんて、親父が一番、よく知ってるはずだよな」


『桐乃さんのこれまでの努力の証です。実は彼女、校外ではモデル活動をしながら、学業も優秀、所属している陸上部では輝かしい成績を残しているのです』


親父「それがどうした。だからこそ、あのような軽薄な格好を許している。モデル活動とやらを認めてもいる」

京介「どうしたじゃねえ! ケツの穴が小せえってんだよ! あんだけ頭良くて、運動もできて、こんだけ色々才能あって、たいしたヤツじゃねえか!
   一つっくれー変テコな趣味があったからって、それがなんだよ! いいじやねーかそんくらいさあ! 多めに見てやれよ!
   たった一つ、気にくわないトコがあったくれーのことで、こっぴどく説教して、泣かせて、大事にしてたもんを捨てるって――そりゃあねえだろう!?」

親父「それがしつけというものだ」


『しかし、お父様は動じません。そこで匠は、一冊の薄い本を取り出しました』


京介「こいつは親父の、宝物なんだってな」

親父「……!?」


『それは、お父様が集めた、桐乃さんのグラビアを集めたスクラップブック。さすがのお父様も、これには動揺を隠せません』


京介「感心しねえとか口ではいいながら、アイツの仕事ぶりを、こうして宝物みてーに取っておいたりして……。嬉しかったんだろ?」

親父「……そうだな。憚る必要のない仕事だと思った。あの格好は、いまもどうかと思うがな」

京介「じゃあ、これはどうだ」


『ここで匠は、切り札を取り出しました。それは、お父様も見たことがない、とある写真』


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