過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.9
1- 20
853: ◆lI.F30NTlM[sage saga]
2011/05/03(火) 02:00:16.71 ID:NFJMqSAYo
皆さんこんにちは!
赤城瀬菜、15歳。花の高校一年生です。
今日は、あたしの語りでお話を進めていこうと思うのでよろしくお願いします。

平日の朝。あたしは姿見の前で自分の服装をチェック中です。
制服じゃないですよ。私服です。
なんで平日なのに制服じゃないかって? ふっふっふ、それはですね……今日は創立記念日でお休みなんです!
と言うわけで、あたしは朝から出掛ける準備をしているんですよ。
あたしの格好ですか? 今日はちょっと涼しげな格好ですよ。もう夏も終わりなのに、気温はまだまだ高いって予報でも言ってましたしね。
前面に大きく「99」とプリントされた淡いピンクのTシャツ。カーキのチノパン。頭には白のキャスケット。
うん。ラフだけど、だらしなさは感じられない。これでいいかな。
持ち物のチェックも終わってるし……、あ、肌寒くなるといけないからカーディガンもバッグに入れておこう。
さて、これで準備万端。時間もちょうどいい頃合いだし、出掛けますかね。
玄関でお気に入りのスニーカーを穿いていると、リビングからお兄ちゃんが出てきました。
一応説明しておきますね。お兄ちゃんの名前は赤城浩平、18歳。あたしと同じ学校に通う高校三年生。
あたしに対して過保護すぎる面もあるけど、いいお兄ちゃんですよ。
最近は、ある人とのカップリングで、あたしの妄想の餌食になってますけど。ふふふ……フヒヒww。
あ! 言っておきますけど、お兄ちゃんはシスコンだけど、あたしはブラコンじゃないですからね。いや、本当ですって!?

「お兄ちゃん、おはよ。お休みだからってだらけ過ぎじゃない?」
「おお、瀬菜ちゃん。おはよう。あれ? 出掛けるのか」

お兄ちゃんはあたしの忠告を聞き流して、質問を返してきました。受験生なのに、こんなんで大丈夫かな?

「うん。ちょっと友達とね」
「へぇ〜。お、男か?」
「違う違う、女の子だよ。じゃ、いってきま〜す」
「おう、気をつけてな」

まったく……。一緒に出掛ける相手を真っ先に気にするなんて、相変わらずだなぁ。
でも、ゴメンね。お兄ちゃん。あたし、ウソ吐いちゃった。
本当は、一緒に出掛ける相手って男の人なんだ。
でも、そう言ったら反対するなり付いて来るなりしちゃうから仕方ないんだもん。
あたしは少しだけ罪悪感を感じながらも、意気揚々と家を出ました。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/717.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice