51:1[saga]
2011/04/10(日) 01:30:37.63 ID:1jkneDFAO
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少年と別れて暫くした、もう空も焼けてくるくらいの時間。
彼女はコンビニのATM相手に苦戦を強いられていた。
亜弥「あややー、おろし方が分からないよー……」
正直問題外だった。
海に泳ぎに行って水着忘れるくらい問題外だった。
しかし現金を卸さねばワンピースを買えない彼女に、諦めるという選択肢は無い。
そんなオロオロする彼女を見つけ、鋭いダッシュで接近する影あり。
常盤台中学2年、『超電磁砲』の御坂美琴だった。
御坂「アンタ、ようやく見つけたわ、よ……?」
亜弥「うゆぅ……そっくりさんかぁ」
近寄って分かる尋常でないオロオロぶりに、流石の少女も毒気を抜かれたようだ。
御坂「……何やってんの?」
亜弥「おろし方分かんない……」
御坂「はぁ!?……ほら、カード入れて……ボタン押して、暗証番号……」
亜弥「わー、ありがとー!」
意外と親切に教えてくれる少女に感動し、抱き着く彼女。
御坂「ちょ、ちょっと何すんのよ……」
いきなりの事に狼狽える少女。
彼女の方は、すっかり不安そうな顔では無くなっていた。
が。
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