7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[saga]
2011/03/27(日) 00:07:39.27 ID:mcrF5brAO
ピンポン、とベルが鳴る。
少女はピョコンッと飛び上がり、ドアへと駆けた。
「お客さんかな、お客さんかな!?いや、きっとお客さん!」
ウキウキワクワクしながらドアの鍵を開けると、そこには一人の女性が立っていた。
髪は手入れしていないようだが、指を通しても引っかかるような様子は無い。
汚れの無い白衣が彼女自身を引き立てている、奇妙な風貌の女。
「芳川おねーちゃん!」
芳川「こんにちは、亜弥(あや)」
亜弥と呼ばれた少女は深々と頭を下げて、恭しく言った。
亜弥「よーこそいらっしゃいました!」
芳川「はいはい、いらっしゃりました」
来訪者の名は芳川桔梗。
能力開発の研究者であり、また少女の一時的な保護者でもある。
少女の頭を優しく撫でるその様子は、幸せと言っても否定はされないものだった。
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