過去ログ - 上条「ようパリパリ」麦野「パリパリ言うな!」
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99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/06/09(木) 00:51:06.87 ID:lBr7NTVs0
本当はもっと書き溜めしたいんですがいかんせん時間が…次からはもう少し多くなると思います。

ゴシャア!
およそ人間の顔を殴ったとは思えない破壊音が室内に響く。

上条「イッテェ!」

やべえよやべえよ!麦野の顔硬すぎんだろ!化粧濃くしたら面の皮まで(物理的に)厚くなんのかよ!
上条がありもしない事実と手に走った痛みに驚き、ベッドから飛び起きる。

上条「ゼェ…ゼェ…夢か…」

上条は辺りを見回して、先ほどの夢との落差を確認し、がっくりと肩を落とす。
考えてみれば分かるよなぁ、俺あんなに身体能力高くないし。と上条は自身を過小評価する。
今までいくつか事件を解決してきた、という事実は完全無視、要するに無自覚な自虐風自慢である。

上条「ハァ…寝たら続き見れるかな」

上条が辛い現実から逃避し、夢の世界へ小さなその手を伸ばそうとしたその時、突如携帯の着信音が鳴り響く。
おうおう、このタイミングで電話してくるなんざどこのお馬鹿さんだい?

上条「ゲッ…!小萌先生か…」

携帯のディスプレイを確認した上条は、冷や汗を二、三滴流す。
何か拙いことやっちゃったのか…ダメだ、心当たりが多すぎる…!

上条「も、もしもし…」

小萌『you are fool…この意味が分かりますかー…?』

上条が恐る恐るといった様子で電話にでると、耳元から聞き馴染んだ幼い声が聞えてくる。
月詠小萌、上条当麻の担任の教師で専攻はパイロキネシス。だが幼女だ。
しかし同僚の教師と酒を飲み交わす、車の免許を持っている、そもそも教員免許を持っている時点で立派な成人である。だが幼女だ。

上条「ほ、補習…ですか?」

小萌『that's light…!忘れずに来るのですよー…!』

小萌はそう言い残すと電話を切った。
上条はその場で3秒ほど固まり、その後大きな溜息をついた。
ハードボイルドな幼女との会話から解放された安堵、突然の補習というアナーキーな強制イベントに対する駆け足気味の恐怖。
その二つが入り混じった溜息には、何処か高校生離れしts不思議な哀愁が漂っていた。


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