過去ログ - 男「また、あした」
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133: ◆hwowIh89qo
2011/07/08(金) 23:39:58.44 ID:ll8QhN4I0
話を僕らの関係に戻すなら、冬森さんは僕をハメようと思えば、春野さんのところにでも泣きながら行けばいい。
僕から受けた被害を少し捏造し、春野さんを上手い具合に丸め込み、そして春野さんが動き出したなら――詳しい事実調査もならないまま、僕は退学になるだろう。
無論、冬森さんがそういうことをするような人物ではないということは骨身に染みている。だけど、僕の脳裏にそういう光景が巣食っていることも事実なのだ。
そして、それはきっと冬森さんにもあるだろう。僕が何かをする、そんな光景を抱えているハズだ。それは僕達につけられた傷が放つ警告なのだろうから。

以下略



134: ◆hwowIh89qo
2011/07/08(金) 23:43:03.32 ID:ll8QhN4I0
「必要、なんです。私達には」
「そうでもしないといけない、理由が?」

雨脚が強くなってきた。冬森さんはコーヒーを一口飲んで、喉を湿らせてから言葉を続ける。
僕もチョコ・サンデーの溶けかかったアイスを掬い、口に運んだ。口に広がる上品な甘さが、今はなんだか煩わしい。
以下略



135: ◆hwowIh89qo
2011/07/08(金) 23:46:07.96 ID:ll8QhN4I0
その日、帰りが遅くなった冬森さんは帰宅途中に、ある初老程の男性に話しかけられた。
なんでも、道に迷ってしまった、ということだった。幸い、場所は通り道にあったので、そこまで案内することにした。
さしたる問題はなく冬森さんと男性は目的地にたどり着き、男性は冬森さんにお礼を言って、そこで別れたという。
それだけで話が終わればよかったのだが、そうはいかなかった。

以下略



136: ◆hwowIh89qo
2011/07/08(金) 23:49:07.53 ID:ll8QhN4I0
以上です!

次回も特には思いついてないので投下はかな〜り遅くなると思います。
これからもちっくりゆっくり進めていくつもりです。とりあえず、飽きるまで。


137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北)[sage]
2011/07/09(土) 11:14:58.32 ID:DoEGUVDAO



138:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/11(月) 03:58:02.02 ID:qYYdSCvIO
おつ、雰囲気よかったけど強姦未遂のトラウマってのはありきたりすぎかなー、と


139: ◆hwowIh89qo[sage]
2011/07/16(土) 20:20:58.26 ID:G+wlEa2q0
いや申し訳ない。ありきたり〜ってのは書いていて自分でも思ったんですけどね。
でも男性不振に陥るような女の子のトラウマってなんじゃらほいと。どうしても童貞の私にはわからなかったんです。うげぇ。


140: ◆hwowIh89qo
2011/08/05(金) 00:00:29.52 ID:5NnwS6H/0
毎回毎回トリが不安で仕方が無い。これでいいかな?

明日21時ぐらいに投下予定です。


141: ◆hwowIh89qo
2011/08/05(金) 20:59:27.04 ID:5NnwS6H/0
では投下。


142: ◆hwowIh89qo
2011/08/05(金) 21:02:41.98 ID:5NnwS6H/0
アップル・キス

季節は冬も盛り。二十四節気でいうならば大雪で、ここ八木市にもちらほらと雪が降るようになってきた。
そう、季節はまさに冬。クリスマスを近くに迎え、クリスマスの足音が聞えてくる。
――僕の愛しい人、彼女の季節がやってきたのだ。
以下略



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