19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[saga]
2011/03/29(火) 00:04:06.03 ID:D6BnVlAAo
― 魔王城 屋上 ―
少女「うぅ……お手洗いですっきりしたのは良いんだけど、帰り道わかんないよぅ」
少女「ここは屋上みたいだけど……うわぁ、綺麗な眺め」
少女「あれは……太陽、じゃないよね。何なんだろう? 輝いてる何かが山の向こうに沈んでいくけど」
吸血鬼「あれはこの世界の太陽でございます」スタッ
少女「吸血鬼さん」
吸血鬼「ただ今帰還いたしました。この度は勝手な行動をしてしまい、申し訳ございませんでした」
少女「い、いえ。私こそわかんない内に吸血鬼さんに酷い事してたみたいで、ごめんなさい」ペコリ
吸血鬼「魔王様は何一つとして悪くはございません。魔王様のご意思は絶対なのですから」
少女「お身体は大丈夫ですか?」
吸血鬼「仮にも不老不死と呼ばれる私です。それに、魔王様の癒しの光ですぐに痛みなど飛んでいってしまいました」ニコッ
少女「よかったぁ」ニコッ
吸血鬼「魔王城を散策なさっておられたのですか?」
少女「あ、えっと、それが……」
吸血鬼「……魔王様、申し訳ございません。笑います」ハッハッハッハッハ
少女「もーっ! 笑わないでよぅ」
吸血鬼「い、いやしかしですね、居城たる魔王城で迷われるとかっ」アハハハハハ
少女「むー、だってだって、初めての場所なんだから迷うのはあたりまえでしょー!」
吸血鬼「くっ、苦しっ、笑いすぎて横っ腹がっ!」ヒャッヒャッヒャッ
少女「もー、吸血鬼さんってば!」ポカポカ
吸血鬼「も、申し訳ございませんっ、しかしっ」アヒャヒャヒャヒャ
少女「ふーんだ。もういいもん!」ベーッ タタタタ
吸血鬼「ま、魔王様っ、お一人ではまた迷ってしまい、まっ、あっはっはっはっは」ゲラゲラ
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