55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[saga]
2011/03/31(木) 22:32:40.02 ID:tN+DsQC+o
― 学校 放課後の屋上 ―
少女友(少女、結局戻ってこなかった……)
少女友(一体あの二人に何があったっていうのよ。昨日までは……、ううん。少女が誘拐されるまでは普通だったのに。お互いに好き合ってるけど、お互いにそれが言えなくて、でも雰囲気はもういちゃらぶで、見てる周りのあたし達からすりゃやきもきしちゃう程だったのに)
少女友「……あれ、もう誰もいないのか。はぁ、一体何がどーなってんのよ、本当に」カタン
少女友「少年の奴は授業が終わってすぐに後輩ちゃんが迎えに来て、それが当然みたいな顔して一緒に帰っちゃうし」
少女友「ワケわかんない……」
少女「少女友ちゃん」
少女友「少女! いつから居たの?」ビックリ
少女「私と少女友ちゃんって、お友達?」
少女友「当たり前でしょ! 親友だよ?」
少女「……ほん、とうに?」
少女友「何言ってるのよ。あんたも少年、あたしの三人は小学校からずっと一緒じゃない。あんたの事は全部知ってるわよ! それにしてもあのヤロー、一体何考えてんのよ……酷すぎるわ」ギリッ
少女「ありがとう」ニコッ
少女友「少女……?」
少女「少女友ちゃん、本当にありがとう」
少女友「なんであんたがそんなコト言うのよ。私は、何があってもあんたの味方よ」ギュッ
少女「あはは……」ポロポロ
少女友「少女、本当に大丈夫?」
少女「あは。ごめんね、少年君の言ってた事、本当なの」
少女友「どういう事?」
少女「私、人間の敵みたい」
少女友「何の事なのよ。ゲームの話? 今そんな話してな……」
少女「少女友ちゃん」
少女友「な、何?」
少女「一緒に、来てくれる?」
少女友「どこに?」
少女「私と、一緒に、来てくれる?」
少女友「私はあんたといつも一緒よ? そりゃ家は少しばっかり離れてるけど……」
少女「……ごめん。なんでもない」
少女友「一体どうしたのよあんたも少年も。何があったの!? ちゃんと説明してよ!」
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