過去ログ - 少女「私が……魔王?」
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66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/04/01(金) 13:42:35.79 ID:YZbjmkcXo

少女友「で、どこに行けばいいの? あんた達とは出来るだけ別行動したいわ」

少年「つったって、俺の転移呪で一気に洞穴まで飛ぶから一緒でなきゃ無理だぞ」

少女友「なにそれ」

少年「魔法だよ魔法。ゲームでもよくあっただろ。一瞬で別の街とかに行けるやつ」

少女友「そんなの使えるの? だったら魔王城まで一気に行けるんじゃないの?」

後輩「転移呪は対象座標がわからなければ使う事ができません。必然的に一度赴いた事のある場所にしか行けないということです」

少女友「あっそ」

少年「米軍の攻撃は三日後の朝8時だ。明後日の夕方には迎えに来る。それまでに用意をしておいてくれ」

少女友「はいはい」

少年「それと、後輩を置いていく。後輩、少女友の護衛ちゃんとしておけよ」

少女友「は?」

後輩「わかりましたです」

少女友「ちょっと、なんでこいつを置いて行くのよ!」

少年「俺とお前が接触したのはもう魔王に知られてるはずだ。そうなったらお前が魔王の手先に連れ去られる可能性がある」

後輩「私がその手先を排除する役になります」

少女友「あんたは?」

少年「俺はまだ何箇所か制圧しなきゃならないトコがあるんだよ」

後輩「私がご一緒しなくて本当に大丈夫ですか?」

少年「なに、魔物じゃなくて怪物だから俺一人でも十分だ。お前は少女友をしっかり護ってやってくれ」

後輩「承知いたしました」

少女友「いらないわよ」

少年「いや、要る要らないじゃない。俺達にはお前が必要なんだ。だからこれはその為の措置なんだよ」

少女友「なんでこの子と一緒に居なきゃいけないのよ。こいつの所為で少女は……」

少年「……後輩、頼んだぞ」

後輩「はい」

少女友「ちょっと待ちなさいよ!!」

少年「転移呪!」ヒュォッ

少女友「……」


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