過去ログ - 少女「私が……魔王?」
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71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/04/01(金) 13:48:42.12 ID:YZbjmkcXo

― 魔王城 魔王の執務室 ―


少女「よっ、と」シュオンッ

少女友「うわわわ」

少女「はい、とうちゃーく♪」

少女友「ここが、魔王城?」

少女「うん。私の執務室だよ」

少女友「やっぱり、怪物とかばっかりなの?」

少女「見た目は少し怖いけど、みんな優しい良い人ばっかりだよ」

少女友「でも、人間を襲ったり殺したりしてるって」

少女「攻撃されれば、ね」

少女友「どういうこと?」

少女「専守防衛って知ってる?」

少女友「攻撃されない限りは、って事?」

少女「うん。本来の意味は自国内で、っていう言葉がつくけど、人間界に行ってる斥候達には自分が攻撃を受けない限りは人間に手をだしちゃダメっていいつけてあるの」

少女友「なんで?」

少女「なんでって……無差別に殺したいだなんて思ってないもん」

少女友「戦争、なんでしょ?」

少女「そうなる、かな」

少女友「あんたは……相変わらず優しすぎるくらいに優しいのね」ニコッ

少女「そんなこと、ないよ。斥候に出てるみんなの中には死んじゃった人もたくさんいるもん。私はみんなに死んで来てって言ってるようなものだよ……」シュン

少女友「少女……」

メイド長「ですが、皆その覚悟を以って魔王様にお仕えしているのです。魔王様の為に死ぬのならば本望でございます」

少女友「メイド長先生」

メイド長「もう先生ではないですよ。いらっしゃいませ、少女友様」

少女「あ、あのっ」

メイド長「わかっております。魔王様のご親友の少女友様はいわば我々にとってはお客様です。歓迎いたしますわ」ニコッ

少女「ありがとうございます」ペコリ

メイド長「ですから頭を下げないでください。魔王様なのですから」

少女友「あっ、あはははっ」

少女「ふぇ?」

メイド長「この調子ですからね」クスクス

少女「んぅ?」


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