74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/04/01(金) 13:53:14.89 ID:YZbjmkcXo
少女友「ちょっと少女っ!」ヒソヒソ
少女「ふぇ?」
少女友「こちらのイケメンは!?」ヒソヒソ
吸血鬼「私は魔王様にお仕えする四王が一人、吸血鬼と申します」ペコリ
少女友「しょ、少女友です」アセアセ
少女「見た目は格好良いけど、セクハラばっかりするから気をつけてね」
吸血鬼「酷い言われようですね……」
少女友「って言うと、発展途上とかつるぺたとか?」ニヤリ
吸血鬼「そうですね。魔王様はもう少し成長なさったほうが……」ニッコリ
メイド長「増えましたね」
少女「しまったー。少女友ちゃんもこういう人だった……」ガックリ
少女友「あはははは。冗談よ、冗談。さっきの仕返し」ニコッ
少女「うー……わかったよぅ」
吸血鬼「冗談はここまでにして。魔王様、人間共に動きがあります」
少女「動き、ですか?」
吸血鬼「米軍が動いているようです。近日中に『門』に対する攻撃があるかもしれません」
少女友「それ、少年が言ってたやつじゃないかな」
少女「教えてもらってもいい?」
少女友「もちろんよ。えっと、三日後の朝8時に米軍のミサイルで洞穴を攻撃して、そのドサクサに紛れて米軍や自衛隊の人達と一緒に魔界に侵入するって言ってたわ」
吸血鬼「ほぅ、それが事実だとしたらかなり有力な情報ですね」
少女友「私がこうなるのを予測して少年が偽情報を流した可能性があるって事? それとも私自信が信用ならないって事なの、かな?」
吸血鬼「前者ですよ。魔王様が信用できるとおっしゃった方なのですから、我々も貴女の事を疑う事はしません」
少女友「魔王って本当にすごいのね。絶大な権力って感じ?」
吸血鬼「魔族を統べる王ですからね。それに、魔王様のお人柄も加味した上での判断です」
少女友「なるほど」
少女「少年君が、魔界に?」
少女友「後輩と入るから私も一緒に来いって」
少女「……そっか。思ったより早いね」
吸血鬼「いかがいたしましょう?」
少女「当然迎え撃ちます。『門』には私が直接防護魔法を施し、ミサイル攻撃による損傷を防ぎます。四王はそれぞれの領地を確実に護ってください。常駐している防衛隊に攻撃隊を追加編成して勇者達の魔界侵入を防ぐように」キッ
吸血鬼「承知いたしました」
少女友「……悲しそうな顔」ポツリ
メイド長「魔王軍を動かす時はいつもです。誰かが死ぬかもしれない、傷つくかもしれない、と心を痛めておられるのですわ」
少女友「……少女っ」ギュッ
少女「ふぇっ!?」
吸血鬼「おやおや」ニコリ
メイド長「あらあら」ニコニコ
少女友「あたしが来たんだからもう大丈夫よ! あんたの傍に居たげるね」ギュー
少女「う、うんっ!」ニコッ
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