過去ログ - 少女「私が……魔王?」
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94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[saga]
2011/04/02(土) 21:07:09.34 ID:3VwabWPNo

幹部「その通り。これで二つの力が手に入りました。大成功です。前回の捕獲の時は無茶をしすぎてすぐに死んでしまったようですが、今回はじっくりと調べさせていただきますよ」ニッ

少女友「さ、サイテーね」ゴフッ

幹部「まだ息があったんですか。苦しいでしょう。今すぐ楽にしてさしあげますよ」チャキッ

少女「やめて!!」フォンッ シュンッ

少年「対魔結界さえどうにかなればっ」

少女友「やれるものならやりなさいよ。ただし、その後どうなるかの保証はしないわよ」キッ

幹部「戯言を。邪魔だ、死ね」ググッ

ドドォォォォンッ!

幹部「何事だ!?」

兵士「ま、魔物の急襲です! 大型の飛行型魔物がっ!!」

兵士「そ、空がっ!」

少女「え?」

少年「何が起こった?」

兵士「ば、化け物だらけだ!!」

兵士「見ろ! 空一面に化け物がっ!!」

兵士「に、逃げろ!!」

幹部「逃げるな! この二人を捕えろ!」

兵士「こんな状況じゃ命が何個あっても足りねぇよ!」ドンッ ダダダダ

幹部「くっ、覚えていろ!」ダッ

少女友「間に合った……かな? 少女、無事?」カランッ ドサッ

少年「魔族を呼んだのか」

少女「少女友ちゃんっ」ギュッ

少女友「あはは……何か、目が見えないや……」

少年「おいっ、しっかりしろ!」

少女「少女友ちゃんっ! 治癒呪っ!」フォンッ シュンッ

少年「畜生っ、対魔結界がまだ働いてやがる!」ギリッ

少女友「もう、いいから……」キュッ

少女「よくないっ! 私には、私にはっ、もう少女友ちゃんしかっ」

少年「っ……」

少女友「そんな事、ないよ。ほら、あんたのすぐ隣に居るじゃない。あんたが好きな人がさ」

少女「少年君は……」

少年「……」

少女友「あんた達、本当にお互い嫌いになっちゃった? そんなこと、ないわよね」ケフッケフッ

少女「お願い、喋っちゃだめっ」

少女友「あたしはあんた達がどれだけお互い好き合ってるか、知ってるわ……魔王だとか勇者だとか、くっだらない……」ゴポッ

少年「くそっ、こいつ黙らねぇ!」

少女友「今、はっきりさせてよ。あたしの前、で……さ。でなきゃ心配すぎて寝れないよ」

少女「わ、私は……」

少年「俺は、勇者だ。魔王とは……」ギリッ


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