16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/31(木) 00:27:09.02 ID:GfgkKPq6o
騎士団長の話が終わって。二人は事務所内の廊下を歩いていた。
早足で歩く相棒の後ろをウィリアムが追いかける。
「ロック」
相棒は止まらない。相変わらずの怒気が背中から漂っている。
「ロックってば」
肩に伸ばした手は、届く前に彼に振り払われた。
彼が勢いよく振り向くのに合わせて、後ろでまとめた彼の金の長髪が翻った。
「うるせえ!」
迫力に押されて、出しかけた言葉を飲み込む。
「ロック……」
「ああウィル、お前は大した奴だよ全く! この屈辱に涼しい顔でいやがって! ああ憎たらしい」
「屈辱ってほどじゃ」
「いいや、お前は分かってねえんだ!」
「……」
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