266:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/06/26(日) 13:36:36.25 ID:mXqLSzhDO
乙
267:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/15(金) 18:54:48.69 ID:x0vODkjRo
月の光が冷たかった。
あたりに息の詰まる緊張が静かに張り詰めているのを、ウィリアムは肌で感じた。
「……約束は守るんだろうな」
268:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/15(金) 18:55:20.10 ID:x0vODkjRo
長剣を脇に構えて息を詰める。
頭は短剣を手で弄びながらちらりとこちらをみた。ウィリアムとは対照的に余裕がある。
もしくはその振りか。舐められないことの必要性を理解しているようだ。
269:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/15(金) 18:55:48.28 ID:x0vODkjRo
(やっぱりあっちの方が速い……!)
それだけではない。間合いを見切り、先読みし、なおかつ次の手を打つのにためらいがない。
相手の方がはるかに上であることを認める。
270:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/15(金) 18:56:15.02 ID:x0vODkjRo
to be continued...
271:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/16(土) 01:35:18.40 ID:nA8N5Scxo
乙
272:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/16(土) 01:44:54.11 ID:sFyMgH35o
乙
273:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/28(木) 20:55:56.63 ID:1n82qtylo
痛みは小さかった。しかし、同時に致命的でもあった。
(まずい……!)
274:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/28(木) 20:56:41.53 ID:1n82qtylo
組み敷かれ、その重みと圧迫感にうめき声が漏れる。
手からは長剣の感触は消えていた。
歓声が聞こえてくる。他の強盗たちのものだろう。
275:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/28(木) 20:57:24.21 ID:1n82qtylo
立ちあがって見える光景にあまり変化はない。
相変わらずうす暗く、月の光が冷たい。周りに強盗たち。
彼らの表情が驚きに染まり、足元に強盗の頭が倒れていることを除けば、静かな夜のままだ。
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