287:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/31(日) 19:19:41.22 ID:ugV/V+31o
確かにウィリアムたちは、異例の速さで事態を収束させた。
だが、それが騎士団の利益になるとは言い難い。
騎士団はただでさえ、人員の質の低下を嘆いている。
強盗団は確かにその道では恐ろしい程の力を発揮した。
だが、騎士団として存分に活躍するだろうとは、恐らく言えない。
他にも色々と問題はある。
だが、オルトロックはそれに気付いていないようだった。
(……まったく)
高笑いは響き渡る。春風を背景に。
馬車はまだ、数日ほど進み続けるはずだ。
できればその間は気付かないでいてくれよ。ウィリアムは胸中で相棒に願った。
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