289:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/02(火) 19:57:46.62 ID:E1xnZq3jo
◆◇◆◇◆
彼はいつものように書類に目を通していた。
騎士団長執務室の中は薄暗い。もう夜が近い。
「……」
一通り読み終わった後で、書類を机に置いた。
どこか慎重に、丁寧に。自覚はあった。
「これは、事実か」
「ええ」
彼の問いに答える声があった。男性のもの。
「彼らは、強盗団問題を解決しました。この短期間で」
確かに短い。にわかには信じがたい。
だが、どこか納得もあった。
分かっていたわけではない。断じて。しかし、どこか予感はあった。気がする。
「そうか」
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