過去ログ - 上条暗部堕ち　15巻再構成 -SS速報VIP

過去ログ - 上条暗部堕ち　15巻再構成

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502:作者です[saga]
2011/05/22(日) 20:01:53.73 ID:lgnvLEQf0
仕切りなおし、先ほど一瞬で距離を詰めた俺達は元の位置へ戻っていた。
何故幻想殺しが発動したのかと俺に疑問を抱かせたまま。
そして場の雰囲気はがらりと感じを変えていた。

「…………」

「…………」

「ッ」

「！」

先に仕掛けたのは俺じゃない、第一位だ。
けれど先ほどまでとは違い“何か”を試すような感じだ。
さっきと同じ様に左手で俺を狙う、それを右手で防ぐ。

「やっぱりなァ、お前の右手は能力を打ち消すンだな」

「さすが第一位、二回目でばれたから上条さんびっくりしましたよ」

「ンで、多分これは無理なンだろ？」

「あっ危ねぇな。当たったら死のぞ今の」

「避けた。つまり効果範囲がどれだけか知らねェが。
能力で操った、二次的な物は防げねェわけだ」

幻想殺しの特性及び弱点を言い当てられ、本当に第一位だと実感する。
けれど、だからどうした？目に見えるならかわせるし
例え視界に映っていなくても予備動作が見えれば対処は出来る。

「それがどうした？タネが分かったところで何の意味もないだろ？」

「確かになァ。なら物量で攻めたらいいンじゃねェの？」

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