過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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681:[saga]
2011/09/26(月) 02:51:08.25 ID:u0AdwVrWo
杏子「ん、なーに、辛気臭い顔してんのさ」

案外あっさりとした様子で、杏子は私に向き直る。
さやかにじとっとした目を向けてから、だが。

さやか「本当にどんよりした顔してるよね」

それは生まれつきだろう。放っておいてほしかった。
本当の話、部屋の隅っこで体育座りして壁とおしゃべりしたい気分だった。

息を吐く。
さやかと杏子は仲良くこちらを覗きこんできている。何も言わないわけにもいかない。

ほむら「それ、よく言われるわ」

口の中を空にしたさやかは私の皿から勝手にピザを取りつつ、少し眉をひそめた。

さやか「マミさんのことはあたしもショックだったけどさ、今じゃもうピンピンしてたじゃない」

杏子「そうそう、それに」

さらに杏子も背もたれから身を乗り出して同調した。ひょいっとピザをつまむ指。

杏子「あんたはあたしらの指揮官だろ? しっかりしてもらわなきゃ困るぜ」

その声には非難というほどの強さはないけれど、杏子は少し憂鬱そうな表情で、
ピザをまずそうに噛んでいる。

杏子は巴マミのことを心配していないのかしら、という疑問がふと頭に浮かんだ。
そういう私もまだお見舞いに行っていないのだけどね。

杏子「なー、聞いてる? しっかりしてくれって言ってるんだよ?」

ひらひらと私の目の前で杏子が手を振る。
私はそれをどかしながらグラスを掴みとった。


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