過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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705:[saga]
2011/10/22(土) 04:14:58.68 ID:7wvGxWD0o
〜ほむら視点〜

ほむら「ごめんなさい。今日も無理やり誘われたの」

魔まどか「そう」
以下略



706:[saga]
2011/10/22(土) 04:19:59.32 ID:7wvGxWD0o
また振り子時計が私たちの前を過ぎる。まどかは強く握りしめていく。
まどかは、なぜこんなに悲しそうにしているのだろう。少し疑問に思った。
そんな問いが、平行線の思考を少し波立たせた。

帰りが遅くなったことを、そこまで根に持つものかしら。
以下略



707:[saga]
2011/10/22(土) 04:20:38.07 ID:7wvGxWD0o
魔まどか「何でこうなったのかなぁ、何で……もう一人いるのかなぁ」

魔まどか「何で……私がニセモノなのかな、私だって、まどかなのになぁ」

すっと、顔が上がり、頬を流れる雫が光る。悲愴な微笑みだった。
以下略



708:[saga]
2011/10/22(土) 04:21:27.84 ID:7wvGxWD0o
そう言ってまどかが笑う。まどかの笑顔がぶれる。

ほむら「――まどか!」

突如湧きあがった感情は紛れもなく、怒りだった。
以下略



709:[saga]
2011/10/22(土) 04:22:02.39 ID:7wvGxWD0o
魔まどか「私がこんなにひとりぼっちなのは、ほむらちゃんのせいでしょ?」

感情が欠落したような顔で、声を流すまどか。
今までかけられていたリミッターが外れてしまったかのようなまどか。
今までずっと言うのを我慢してきた言葉が漏れてしまったかのようなまどか。
以下略



710:[saga]
2011/10/22(土) 04:23:17.98 ID:7wvGxWD0o
ほむら「まどか」

離れる。まどかの手。
華奢で女の子らしい手が、いまやっと、得難い宝物のように見えた。
静寂と暗闇の中、少女はくるりと背を向けて歩む。
以下略



711:[saga]
2011/10/22(土) 04:24:20.96 ID:7wvGxWD0o
ほむら「ねえ、別れたくないの。本当よ。本当にそう思っているのよ」

魔まどか「私だって、ずっと一緒にいたかったよ」

私はまどかを救いたいだけなのに。まどかは私を拒絶する。
以下略



712:[saga]
2011/10/22(土) 04:24:54.72 ID:7wvGxWD0o
拳を握りしめ、大きく口を開けて、別人のように必死な顔で。
まどかは発作を起こしたかのように心臓に手を添えて痙攣した。

しかし震えを耐え忍び、さらに言葉を紡ぐ。

以下略



713:[saga]
2011/10/22(土) 04:26:07.84 ID:7wvGxWD0o
まどか、まどか、まどかが。

私の、まどかが。

ほむら「まどか……らしくないよ……そんなこと言う子じゃないでしょ……」
以下略



714:[sagesaga]
2011/10/22(土) 04:27:42.36 ID:7wvGxWD0o
マミ「今日はここまで!」

杏子「湿っぽい話はここまでだ!」

さやか「バトルのじかんがやってまいりました」
以下略



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