過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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757:[saga]
2011/12/19(月) 03:39:28.95 ID:Ik77R3mgo
仁美「私、上条君からお返事をいただいたんですの」

仁美は、たちまち核心に迫った。さやかは着実に追い詰められていく。
でもあたしは何もできない。声の一つも上げられずにいる。

一方さやかは、きょとんとして仁美を見返した。

さやか「へ、へんじ? って……」

ほむら「やめて! 杏子! 手を離しなさい! 聞こえないの!? 放してよっ!」

放してやったらどうなるかなと、思ったけど、やっぱりできるわけない。だって思うんだ。
いま、二人に介入すること、邪魔することは、絶対に恐ろしい悲劇になるって。思うんだよ。

何よりも怖かったのは、そのこと。ホントは志筑仁美が死ぬことなんかよりも、ずっと怖い。
あたしはさやかの何なのか、あるいは何でもないのか、ということが、
きっとはっきりしてしまうということが。怖い。

邪魔は、出来なかった。

そして無意識に、あたしの術がほむらの声だけをシャットアウトしていたらしい。
ほむらの必死の訴えはいつの間にか、まったく聞こえなくなっていた。

ようやく仁美の意図、事態を理解したさやかは、少し身震いした。
喉が渇ききって、吸いこんだ空気がざらざらと痛かった。

さやか「返事……」

さやか「な、なんて?」

仁美「本当にごめんなさい、今朝はウソをつくつもりではなかったの」


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