過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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830:[saga]
2012/02/18(土) 22:44:51.86 ID:+2ts+odto

まどかはマミの気遣いを感じつつ、簡単に寄り添う自分を許さない。
知らず、もう一人の自分と同じ道を歩みながら、まどかも変わってきていた。

まどか「マミさんには、さやかちゃんのことは分からないんです……」

マミ「分かるわよ。上条君でしょう?」

まどか「!……はい」

マミはより深い理解に立った笑みを浮かべていた。
ガス灯を模したダイオードの街灯の青い光のもと、二人は進む。

マミ「もう一人のあなたに聞いた話でね、前の世界では彼女は今よりもっと悪い状況だったらしいの」

まどか「もっと悪い……? そんなの、あるんですか?」

視線を落とし、レンガの溝を目で追いながら、想像もつかない光景を思いやる。
マミも、話に聞いただけのその光景を、惨劇を、思った。

マミ「……聞きたいの?」

なぜか、マミは挑戦するような声色で聞いていた。
かつてもう一人のまどかに同じように聞かれ、マミは躊躇なく「聞きたい」と答えていた。

これは鹿目まどかに対するズレた挑戦だ。ズレていると、彼女自身も自覚した。
しかして、まどかは顔を上げ、まったく簡単に返答してみせた。

まどか「ううん、今はこの世界のさやかちゃんを助けなくちゃ」



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