過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
↓
1-
覧
板
20
904
:
>>895
[saga]
2012/03/31(土) 14:32:47.98 ID:qtk7+BAFo
〜芸術家の魔女の結界内〜
〜まどか視点〜
土のにおいで目を覚ました。ちくちくするものに耳をくすぐられて、たまらず起きあがった。
そのときようやく、私は外の広い場所にいることが分かった。そこは一面のお花畑だった。
空は澄み切った青で、黄色い野原の真ん中に、川が静かに流れているのだった。
まどか「ここ……結界の中……なんだよね?」
QB「だろうね」
まどか「わっ!?」
独り言のつもりだったのに、急に後ろから答えがあってびっくり。
振り返るとそこにキュゥべえがいて、黙ってこちらを見上げていた。
マミさんに殺されてしまったキュゥべえが、何のためらいもなく自分の死体を食べてしまうのを見てから、
私は彼のことを直視できずにいた。でも今は、彼に会えて純粋にほっとしていた。
いつもなら勝手に肩に乗ってくるのに、キュゥべえは許可を求めるようにこちらを見ていた。
キュゥべえなりに反省してるのかな、と思うと少し笑みを浮かべることも出来た。手を差し伸べて、
まどか「いいよ、今は。一緒に行こう」
と言うと、キュゥべえは素早く私の腕を伝って、肩にちょこんと乗っかった。
私はよいしょっと立ちあがって、辺りを見回した。やっぱりいない。
でも、一応呼びかけてみよう。私は少し大きく息を吸って、それから、
まどか「……マミさーん!!」
広がる黄色い平原。遅い川の流れ。鳥のいない晴れた空。
私の声は大して響くこともなく、また何の反応も得られなかった。
分かってはいるんだけど、やっぱり……。
まどか「マミさんと、はぐれちゃったみたい……」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
982Res/646.54 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1301456309/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice