過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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906:[saga]
2012/03/31(土) 14:34:19.20 ID:qtk7+BAFo

馬車を追いかければいいのか、それとも橋を渡ればいいのか、私は迷って立ち往生した。
道の先にはレンガ作りの橋がかかっていた。川は橋に垂直な向きへと流れ、流れ続けて、
地平線の先まで延々と流れ続けていた。そしてその両岸には黄色い絨毯が無限大に広がっていた。

と、向こう岸に、赤い屋根に白い壁の小さな家が建っているのを見つけた。

まどか「……あれだ」

なんとなく、あれが私の目指すところだという気がして、私は橋を渡ることにした。
何と言っても、他に何もなかったんだから、そうするほかなかった。
あるいは、そのように仕組まれていたのかもしれない。

まどか「橋を渡るよ、キュゥべえ」

QB「うん」

下の方ではバシャバシャという音がひたすら続いていた。
洗濯でもしてるのかな?

橋を渡りながら、このままマミさんに会えなかったらどうしよう、という不安が浮かぶ。
私のこともそうだけど、むしろマミさんは大丈夫かな……。戦えているのかな……。

と、橋を半分ほど渡ったところで、ガタンと音が響いて足元が揺れた。

――え?

思わず足元を確認したけど、何ともない。

まどか「いったい…………わっ!?」

突然、ジャラララララ!!! という音が響き、私は飛び上がった。
音は真横から。そちらを見ようとする間にも、視界が傾く。前に身体が傾いていく。
見ると、橋を支える鎖が金属音を鳴らしながら、どんどん巻き上げられていた。
その橋は、はね橋だった。真ん中からぱっくりと割れて傾きをより大きくし、上がっていく。

まどか「キュゥ――――くっ!」


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