150:『究極生物編』:第15話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/04/02(土) 01:30:34.51 ID:9jL977Nd0
ディアボロ「――――」
首元に感じる、人体の温かさ。
シーツの端を掴んでいた手を離し、
自分の首に回された、インデックスの手に触り、その体温を確かめる。
―――ディアボロの中における
―――インデックスと言う少女の存在は
―――彼が気付かぬ内に、心の中を随分と大きく占める存在の一つになっていたらしい
ディアボロ「――――」
激しい動悸は、常の鼓動へと回帰し、
呼吸は、波紋使いのモノの様に静かで規則正しいモノへと戻り、
白くすらなっていた顔色は、人間らしいピンク色を取り戻していた。
ディアボロ「…………」
目の焦点は、正しい位置を捉え、
瞳孔は、常通りの、何処か悪魔染みた、鋭い姿を取り戻す。
―――完全には『恐怖』は消えてはいない
―――しかし不思議と、かつてほどの『怖さ』は既に無くなっていた
ディアボロ「―――すまない」
ディアボロ「見苦しい所をみせた」
ディアボロ「『持病の癪』……と言う奴だ」
ディアボロ「もう大丈夫だ」
と、ディアボロは掠れた声で、しかし確かにそう言って、
ジョルノを真っ直ぐに見返して
ディアボロ「『ソリッド=ナーゾ』だ」
ディアボロ「『初めまして』…そして『よろしく』だ」
ギュッと、力強く、ジョルノの手を握り返し、『握手』を交わした。
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