過去ログ - 上条「…ディアボロ?」13
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250:『究極生物編』:第15話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/04/03(日) 23:20:03.53 ID:NKPM92vm0


垣根「(『壁に耳あり、障子に目あり』)」
垣根「(この言葉をそのまま地で行くのが『学園都市』だ)」
垣根「(叛逆者、内応者、諜報員……)」

垣根「(こと、外からの『諜報員』に対する対応の速さは明らかに異常だ)」
垣根「(この街の『暗部』は…恐らく、俺達には認識できない方法で)」
垣根「(俺達を監視している…)」
垣根「(監視衛星だとか、監視カメラ網だとか、盗聴器だとか)」
垣根「(そういうありきたりなモノとは別の手で、だ)」

―――『この世界』の垣根帝督は、『滞空回線(アンダーライン)』の存在を把握せずとも、
そう言うモノが存在してるのでは、という仮説は、既に組み立て終わっていた。

『正史』における、少し後の時間で、
『正史の世界』の垣根は、この『滞空回線』への対抗策を得るべく、明確な『反乱行為』へと走った訳だが、
『この世界』のこの時点では、彼はまだ『超微粒物体干渉吸着式マニピュレーター(ピンセット)』の存在さえ知らないモノの、
何らかの途方も無い『監視機構』が存在している事自体には、感づいていたのである。

その推測も絡めながら、垣根帝督は考える。

垣根「(つまり…この神父さんと『カビ野郎』の戦闘)」
垣根「(そして『カビ野郎』を神父さんが斃したという情報は)」
垣根「(既に『連中』に把握されていると判断した方が良い)」
垣根「(もしそうだとすれば―――)」

垣根は、ディアボロの恐ろしい瞳を見返しながら考える。

垣根「(『連中』にとってこの神父は既に『敵』と判断されている可能性が高い)」
垣根「(だとすれば……)」

―――既に『関係者』
―――そして、『敵の敵は味方』だ




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