298:『究極生物編』:第15話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/04/04(月) 01:13:51.15 ID:8OJoVXiY0
上条は、自分の意志とは『無関係』に、
御坂の肩から右手を離して、そのまま地面へとカクン、と膝をついていた。
何が起こったか解らない上条は、必死に立ち上がろうとするが、
上条「!?!?」
上条「なんだ!?立てない!?」
上条「(何が…何が起きた!?)」
上条「(俺は御坂に何をされたんだ!?)」
―――『電撃』では無い。
自分は御坂美琴の肩に『右手』で、
つまりは『幻想殺し』で触れているのだ。
ならば御坂が『電撃』を使える筈は無いのだ。
上条「(だとすれば……何か『技術』)」
上条「(『波紋法』だとか…『合気道』みたいな『格闘術』か?)」
上条「(でも…御坂がそんなモノを習得してるなんて―――!?)」
ここで上条は気がついた。
膝をついたまま、動けぬ自分を、見下ろす御坂の右手の中で、
『回転』しているナニカがある事を。
あれは―――『鉄球』?
上条「(……『ヴァチカン』の『護衛鉄球』!?)」
上条「(いや…でも…何か違う様な…)」
最初に連想したのは、『錬金術師』との対決の際に出会った、
『ジョセフ=ジョースター』の『護衛官』、『ウェカピポ』の使う、
『ヴァチカン式』の『護衛鉄球』。
しかし、御坂の手の内で『回転』しているソレは、ウェカピポのソレとは意匠が違う様な―――
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