302:『究極生物編』:第15話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/04/04(月) 01:27:35.61 ID:8OJoVXiY0
御坂「―――そこで暫く大人しくしてなさい」
御坂「今度ばかりは…アンタには無関係なのよ」
御坂「これ以上…余計な首は突っ込まない事ね」
そう言い捨てて、御坂は踵を返してみたび去るべく歩き出す。
その背に上条は
上条「おい!!御坂!ビリビリ!」
上条「待てって!?待ってたら!?オイ!!」
と、叫ぶも、御坂は待たない。
その背を追わんにも、足は言う事を聞かず、立ち上がってくれなないのだ。
故に、追いかける事も出来ず、上条は、闇の中へと歩き去って行く御坂の背を見送る事しか出来なかった。
御坂が見えなくなって、少し経ってからようやく―――
上条「―――ッ」
上条「(立てる…歩ける…)」
上条「(ホント…何をされたんだ俺は?)」
脹脛や、太股の筋肉をさするも、何かおかしな感じは一切しない。
首を傾げながら見れば、先程から固まっていた白井が、依然固まっているのが目に入った。
上条「おい…白井…」
上条「大丈夫か?」
白井「…………」
面喰った表情のまま、
首だけ動かして、茫然と白井は上条を見返し
白井「――――お」
上条「『お』?」
その顔が、くしゃりと崩れて、
白井「お”ね”ぇぇぇぇぇぇざ”ま”か”ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
上条「うわおおおおお!?」
上条の両肩を掴み、がくがくと前後の揺さぶりながら、白井は泣き叫び始めた。
白井「おねえさまがぁぁぁぁぁぁぁ」
白井「わたくしのおねぇさまがぁぁぁぁぁぁぁぁ」
白井「不良になっちまっただぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーっ!?」
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