519: 『挿話−4』:『学園都市』嵐警報!!――『空白』の4日間の話―― ◆K/7LL5shls[saga]
2011/04/07(木) 00:13:12.57 ID:K9BdUv0n0
昨日にあたる、『8月17日』の朝。
その日、最初に目覚めた上条は、気持ちの良い朝日を浴びるべく、
窓を開けて、ベランダへと出ようとして…ふと、気がついた。
どうやって登って来たのか、ベランダでデンと寝ている、例の『オス猫』の姿を発見したのである。
『御坂妹』と遭遇した時、餌をクレそうな良い人と、目を付けられたのか、
上条の後をこっそり追って、その住所を特定して、待ちかまえていたらしい。
いきなりの猫出現に、流石にびっくりして、オワッと驚いた所で、その声に、
インデックスとディアボロが何事かと、亀の中から出て来た訳だが、
インデックはこの『オス猫』を一目見て気に入ってしまったのである。
実際、大人しい猫である。
『ヴォイスレキャット』と言う奴であるらしく、
ニャーニャー全く鳴く事は無く、気がつけば、音も無く隣にすり寄っている…そういう猫であった。
しかし、意外と愛想は良く。
インデックスが顎の下の辺りを撫でてやれば、嬉しそうにゴロゴロと喉を鳴らし、
ちょこん、と膝の上に乗ってきたりするのである。
最初は、1日だけ面倒を見て、直ぐに外に放す…という話だったのだが、
インデックスは完全に、この謎のオス猫に御熱を上げて、
上条へと飼ってほしいとお願いを始め、そして今に至ると言う訳である。
1002Res/367.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。