過去ログ - 上条「…ディアボロ?」13
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58:『究極生物編』:第15話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/04/01(金) 21:23:53.49 ID:agiwPdA90


少しだけ…ほんの少しだけ、頬を緩めながら、インデックスの髪を指で梳きつつ、
気恥かしさを誤魔化す様に、視線をインデックスから外して、周囲へと視線を巡らした。

自分が今寝ていたのは、随分と安っぽい、硬いマットレスのベッドの上で、
自分の寝ていたベッドの隣には、同じ様なベッドがさらに二つ、横並びになっている。
まるで学校の保健室か、病室か何かの様だが、あの手の場所特有の、消毒液の臭いはしてこない。

型の古いブラウン管のテレビや、本棚が幾つか置かれているこの部屋は…『仮眠室』か何かだろうか?

ディアボロ「…………」

自分のベッドの隣に二つ横並びになったベッドの上にも、それぞれ、『誰か』が寝ているのが見える。
1人は、肩の辺りで黒い髪を切りそろえた少女で、ピンクのジャージを着ていた。
インデックスが結構な大声で泣いていたが、にも関わらず、静かな寝息を立てながら、呑気にベッドの上で眠りこけている。
中々に美少女だが、どことなく、茫洋とした雰囲気の顔立ちであり、これだけ騒いで尚寝ている所を見ると、
神経の方も中々に図太く出来ているのかも知れない。

そしてもう一人の方は、腰までありそうなシャンパンゴールドの長髪の、
ピンクジャージの少女よりも幼い顔立ちの少女である。
青緑色の着古しているらしいジャージに身を包み、泥の様に熟睡しているその少女の顔に、
ディアボロは見覚えがあった。

ディアボロ「(―――ん?)」
ディアボロ「(髪の長さが少し違うが…あの少女…)」
ディアボロ「(ミサカミコトか?何故、こんな所に?)」




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