623:『挿話−4』:『学園都市』嵐警報!!――『空白』の4日間の話―― ◆K/7LL5shls[saga]
2011/04/08(金) 00:01:44.24 ID:Qvo0VUY40
>>607からの続きです
―――『8月19日』『午後』
―――『欠番個体/佐天涙子/初春飾利』
佐天「――――こんな所に居たんだ」
佐天の呼びかけに振り向いた『欠番個体』の少女は、
『アジト』の屋上階の手すりに寄り掛かって、
沈むのが遅い夏の夕日を眺めている所であった。
佐天「何してたの?」
欠番個体「ご覧の通り…夕陽を見ていました」
欠番個体「と、ミサカは美しい夕陽の溜息をつきながら答えます」
『ミサカシリーズ』は、一見無機質に見えて、
その感受性はヘタな『普通の人間』よりも高く出来ている。
特に『欠番個体』はとりわけ『個』が強いせいか、
他の『ミサカシリーズ』と比べても突出して、『個性的』に育っていた。
欠番個体「―――『まるで血の海を飛んでいるようだ』」
佐天「………え?」
欠番個体「映画からの引用です。とミサカは驚く涙子に答えます」
欠番個体「最愛の見せれくれた『吸血鬼ゴケミドロ』と言う映画です」
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