661: 『挿話−4』:『学園都市』嵐警報!!――『空白』の4日間の話―― ◆K/7LL5shls[saga]
2011/04/08(金) 15:07:02.27 ID:KoDBN7oe0
―――『8月20日』『午前』
―――『橋沢育朗』
―――『学園都市』の、とある名もなき路地裏の道を
―――独り闊歩する背の高い影がある。
―――真夏であるにも関わらず
―――まるで『巡礼者』に身に纏う『フード付きの黒い外套』の様なモノで
―――顔を含む全身を覆い隠したその人影の正体は…
育朗「………」
―――この厳戒態勢下の『学園都市』に
―――いったい、その様にして潜入したのか
―――長い旅路を経て、『学園都市』へと潜入を果たした
―――『初代バオー』たる『橋沢育朗』その人であった
育朗「………」
しかし『潜入』を果たしたは良いモノの、
この現状では、彼ですら迂闊に行動する事は出来なかった。
育朗「………」
その超常的感覚で…自分を見つける『誰かの視線/滞空回線』を感知しながらも、
『知っていて放置』している相手の思惑が読めない以上、
敢えてそれを無視し、育朗は独り、人気のない路地裏を歩く。
―――全ては…『ドレス』との因縁に決着をつける為
―――そして…不幸にも生まれてしまった、彼の『妹』を救いだす為
育朗「――――待っていろ『ドレス』」
育朗「『来訪者』は……再び、お前達のモトに訪れる」
育朗「お前達を―――今度こそ地獄へと送る為に……」
―――『バオー』は駆ける
―――全てを終わらせる為に
―――今、彼と同じく
―――生まれてしまった『因縁』に決着をつけるべく
―――足掻く独りの少女と同様に
―――その少女の名前は……
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