668: 『挿話−4』:『学園都市』嵐警報!!――『空白』の4日間の話―― ◆K/7LL5shls[saga]
2011/04/08(金) 15:53:26.84 ID:KoDBN7oe0
しかし、そんな『兄貴分』の心配もどこ吹く風……
そのやさぐれて、随分と怖くなった顔に、喜悦を浮かべながら…御坂は笑った。
御坂「体力の限界どころか…私は『ベストコンディション』よ」
御坂「『減量中のボクサー』と一緒…ぎりぎりまで神経が追い詰められて…研ぎ澄まされているのが解る……」
御坂「ヤツと戦うのならば…この『コンディション』以外はあり得ない」
御坂「それにね…」
御坂は、コートの内側から携帯端末を取り出し、それをヒラヒラさせながら語る。
御坂「例の『バイオテロ』のお陰で」
御坂「『実験』は現在中断中なのよ」
御坂「でも…そろそろ復旧が終わって」
御坂「『実験』は再開されるでしょうね」
御坂「そうすれば…」
御坂は、その瞳の内に、黒い炎を燃やしながら、掠れた…ドスのきいた『凄味』のある声で言った。
御坂「『あの娘達』から…また新しい犠牲者が出る」
御坂「そんなの許せない」
御坂「折角、運が巡って、ちょいど特訓中の期間と重なる様に…ヤツの『実験』が中断してくれたのよ」
御坂「もう…再開なんてさせないわ」
御坂「その前に…カタを着けてやる」
御坂「だから明日、私は動く」
御坂「ハッキングして…明日には、厳戒体制が解かれるのは掴んだわ」
御坂「アイツの…今の『居場所』もね」
御坂「だから―――明日」
御坂「全てに決着をつけてくる」
1002Res/367.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。