670: 『挿話−4』:『学園都市』嵐警報!!――『空白』の4日間の話―― ◆K/7LL5shls[saga]
2011/04/08(金) 16:09:37.92 ID:KoDBN7oe0
ジャイロ「―――こうなっちまった以上」
ジャイロ「俺はもう…お前を止めはしない」
ジャイロ「お前が自分で決めた以上は…止めたりなんかしねぇ」
ジャイロ「だが…」
ジャイロは、ギラギラと輝く御坂の瞳を、逸らす事無く真っ直ぐに見詰めながら、言った。
ジャイロ「一つだけ…『約束』しろ」
ジャイロ「『殺すな』…お前の目的は…『それ』じゃないんだろ?」
ジャイロ「求めるのは…『一方通行』の『敗北』だ」
ジャイロ「お前の求めるモノは…『「一方通行」をブチのめして「実験」を中断させる』」
ジャイロ「『妹を助ける』ためにッ!」
ジャイロ「それ『だけ』だ。それ『以上』は何も必要はねぇ」
―――どんな『理由』があろうとも
―――どんな『宿命』があろうとも
―――彼女が、『超能力者』であろうとも
ジャイロ=ツェペリにとっての御坂美琴は、まだ中学生の生意気なガキンチョに他ならないのだ。
そんな少女が、この歳で、『最後の一線を越える』様な事は、彼は絶対にして欲しく無いのだ。
御坂「………」
御坂「……解っているわ」
御坂は、『諾』と答えた。
御坂「あんな糞野郎と…『同じ次元(人殺し)』に堕ちるつもりなんて」
御坂「私には無いわ」
御坂「その代わりに――――」
御坂は、歯をむき出しにして、獰猛なる野獣の笑顔を浮かべた。
御坂「アイツが殺してきた『あの娘達』の数と同じだけの」
御坂「死ぬほど酷い目にあってもらうだけよ」
―――こうして、御坂の決意は定まり
―――『8月20日』が終わって行く……
―――そうしてやってくる
―――『8月21日』ッ!
―――『老い』も『若き』も、『男』も『女』も、『昨日』も『明日』も呑み込んで
―――走る、走る!走るッ!!『運命』は、『物語』は走り出すッ!
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< To Be Continued... | |
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