過去ログ - 上条「…ディアボロ?」13
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762:『究極生物編』:第16話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/04/09(土) 01:08:23.57 ID:dn0iiaF30
また、繋がらなくなって焦った……



―――数的有利は明らか
―――加えて『実戦経験』の差は、一朝一夕では如何ともし難い程のモノがあり
―――所詮、『表の小娘』と、『暗部の殺戮女王』たる自分とでは、まるで功夫が違う

―――冷静に計算すれば、自分の勝利は、コーラを飲んだらげっぷしてしまう程に確実だと言うのに

麦野「(何だってのよ…この妙な『悪寒』…この妙な『胸騒ぎ』)」
麦野「(私が…『恐れている』?この『小娘』を?)」
麦野「(ハッ!!バカバカしいッ!!私がこんな小便臭いガキ如きの)」
麦野「(一体…何を恐れるってのよ)」
麦野「(―――ふざけんじゃぁねぇぞッ!!)」

一瞬でも、御坂に対して恐れにも似た感情を抱いてしまった事に、
麦野は内心で激昂し、歯を剥き出しにしながら、肉食獣の様な笑みを浮かべつつ、

麦野「餓鬼の分際で……オイタが過ぎるじゃぁなぃ」
麦野「何が目的だか知らねぇーーけど」
麦野「ちっとツラ貸せよ、糞ガキ」

その周囲に、燐光を煌めかせつつ、御坂へと向かって行く麦野。
それと同時に、足を進める『アイテム』メンバー2人に、ならず者の『能力者』達。

それをグルリと見渡した後、御坂は

御坂「そうね―――」
御坂「アンタ相手に…この数の群れ」
御坂「出し惜しみしている場合じゃないみたい」

―――ニィィィッッ
と、口で三日月状の弧を描いた。

麦野「『出し惜しみ』だぁ?」

麦野が怪訝そうに、顔を顰めた。
転がっている『ネオドレス』の戦闘員達の様子を見れば、
むしろ、全力全開で暴れたのは明らかではないか。
今更、どこに『出し惜しみ』できるモノが残っていると言うのか。

御坂「特別に見せてあげるわ」
御坂「私の―――『新しい力』を」

そう言うと御坂は、自分の腰元に手をやって、
―――パチリ
と、腰の両側に取り付けられたホルスターのボタンを外し、
その内側に納められたモノを手の内に握り込んだ。

―――それは…掌サイズの『鉄球』で……



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