909:『究極生物編』:第16話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/04/09(土) 23:47:56.11 ID:dn0iiaF30
御坂の体の周囲で、『二重』に『回転』する『ベアリング球』の群れは、
『黄金回転』に加えての、御坂の周囲を回る『回転エネルギー』との相乗効果で、
先程、ならず者や、フレンダ、アナスイ達に降り注いだ時とは、
桁違いのエネルギーを溜めに溜めて、限界まで引き絞られた弓弦から、矢が射られる様に、
怒涛の勢いで、流れる様に次々と、『ベアリング球』の回転濁流となって『車懸り』状に発射されたッ!!
まるで『カラコール戦術』を取った『短銃騎兵』から発射される、球状鉛弾の如し!!
―――『超電磁散弾砲(レール・ショット・ガン)』
命名者は、言うまでも無く『御坂美琴』本人である。
攻撃の形式自体は、散弾銃やクレイモア地雷と余り変わらないモノの、
『二重』の『回転』によって溜められたエネルギーは、
そんな小火器とはケタ違いの代物であった。
溜められたエネルギーと共に、『ベアリング球』の群れは、
その捌け口となった『一方通行』へと殺到し―――
一方通行「―――ハッ」
―――『弾かれ』
―――『跳ね返され』
―――『逆流する』ッ!!
如何に『膨大なエネルギー』を内包しようとも、
単純な『物理攻撃』である以上は、『一方通行』の敵では無い。
―――『単なる』…『そのまま』の『黄金回転』では
―――『無限のエネルギー』であっても『一方通行』は突破ならず
御坂「………」
『逆流』する『ベアリング弾の濁流』は、
しかし御坂の肉体には触れることなく、明後日の方向へと飛んで行った。
―――『初撃』はやはり通じず、『一方通行』へは届かない。
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