939:『究極生物編』:第16話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/04/10(日) 00:40:21.78 ID:xpAOe5ZD0
御坂は、余りにも独特な、特徴的なフォームで、『鉄球』を投げた。
―――ただそれだけ
―――やった事はただそれだけ
―――故に『一方通行』は、最初に何が起きているかを、正しく認識出来なかった。
―――ギャルギャルギャルギャル……
一方通行「―――?」
最初に『一方通行』の耳に入ったのは、その『音』であった。
何かを擦り合わせる様な、そんな『音』。
その『音』は、徐々に徐々に―――
―――ギャルギャルギャルギャル
―――ギャルギャルギャルギャル
―――ギャルギャルギャルギャル
―――ギャルギャルギャルギャルギャルギャル
―――ギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャル
―――ギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャル!!
―――その大きさを増して行くッ!!
その時、初めて気がつく。
一方通行「―――!?」
自分の脇腹の辺りに『張り付いたモノ』
それは、今しがた、御坂美琴が投げた―――
――― ド ボ ァ ァ ァ ッ ! !
一方通行「―――ッガァァァァァァァッ!?」
―――『一方通行』の体が『吹き飛んだ』ッ!!
―――くるくると、バレエダンサーの様に、宙を舞う木の葉の様に
―――回転しながら吹き飛んだのだッ!!
一方通行「!?!?!?!?」
一方通行「(何が――――起き――――ッ!?)」
ここで、さらに気がついた。
自分の脇腹の肉が―――
一方通行「な――――」
一方通行「なンじゃこりゃあァァァァァァァ!?」
―――『抉られている』!?
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