過去ログ - 上条「…ディアボロ?」13
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970:『究極生物編』:第16話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/04/10(日) 01:49:43.88 ID:xpAOe5ZD0

―――もし仮に…
―――あくまで『if』の話ではあるが

―――御坂美琴の『騎兵の回転』が『完成』していれば
―――例え『一方通行』であろうとも
―――例えその『真の能力』を解放したとしても
―――『倒す事』が出来たかもしれない

―――だが
―――しかし

御坂「ッガァ―――」
―――ドシャ
一方通行「良く頑張ったと思うぜェ実際」
一方通行「この俺をここまで追い詰めたのは…てめェが初めてだろうヨ」

―――そうでは無かったのだ
―――御坂美琴の『騎兵の回転』は『未完成』だったのだ
―――それ故に、彼女は、血に濡れて地に体を伏した

もはや、如何なる攻撃も、『一方通行』には通じなかった。
『一方的』な、余りに『一方的』な『蹂躙』であった。
御坂美琴の『牙』は、もう、『一方通行』の『鎧』を穿つ事は無い。

御坂「(―――動け…私の体…)」
御坂「(まだ…終わって…無い…でしょ?)」
御坂「(絶対に…負けられない…のに…)」

御坂は、血まみれの指で、血まみれの足で、立ち上がろうと足掻く。
しかし、そんな動きは、ただ、地面に御坂の血を擦り付けるだけで、立ち上がる事は出来ない。
もう、限界であったのだ。攻めている内は良い。それは、彼女の『意志力』が許すだろう。
しかし『守り』は?あらゆる意味で限界に達していた彼女の肉体では、希望の無い『守勢』に堪える事は出来ない。
―――ひとたび、『崩れて』しまえば後はそのまま。もはや、彼女には、電気火花ひとつ出す余力も無い。


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