過去ログ - 上条「…ディアボロ?」13
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983:『究極生物編』:第16話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/04/10(日) 02:21:36.33 ID:xpAOe5ZD0


御坂「(ごめん―――ね)」
御坂「(私は―――これが―――)」
御坂「(限界―――みたい―――)」

御坂は、自分が殺された後、
殺され続けるであろう、自分の『妹達』の事を思った。
次いで、父の事を、母の事を、思った。
そして、白井や、初春や、佐天の様な、自分の『友人達』の事を思った。

御坂「(ジャイロ―――ごめんなさい)」
御坂「(散々付き合わせておいて―――私―――)」
御坂「(貴方の弟子―――失格だよ)」

御坂は思い浮かべた。
自分の『兄』とも思って慕った『師匠』の事を思い浮かべた。
彼に学んだ全てを、こんな男へと奪われてしまう事を、心の底から悔む。

御坂「(とうま―――)」
御坂「(最後に―――あなたに会いたかった)」

そして御坂が最後に思い浮かべた顔は、
何時しか『好き』だと思うようになっていた、
1人の御人好しの、ツンツン頭の少年の事。
彼の知らない所で、自分が独り死んでいかねばならない事が、ひたすらに哀しかった。

一方通行「じゃァな『超電磁砲』」
一方通行「さようなら、だ」

『一方通行』が足に力を込めた。
御坂は、自分の首の骨が折れる音を聞きながら、意識を永遠に闇に沈め―――

―――ゴォォォォォォォウッ!!

―――るような事にはならなかった。
『一方通行』が御坂の首を踏み折る直前に、『突風』が吹いたのだ。
無論、そんなモノは、『一方通行』の体には、何の影響も齎さない、筈だった。

一方通行「―――ッッッ!?」

しかし、彼の体はまたも『吹き飛んだ』のだ!!
それも、全身に、焼ける様な痛みを感じながら!!

自分の首から、足の感触が無くなれば、その直ぐ後に、
誰かが、自分の体を抱き上げるのを感じた。

御坂「―――とうま?」

御坂は、余りにも突然の『救いの主』を、思わずそう呼んだ。
それに対し、その『救いの主』は、苦笑しながら言った。

垣根「悪いな。愛しの彼じゃなくてよ」

―――『第二位』…『垣根帝督』!!



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