過去ログ - キャーリサ「家出してきたし」上条「帰って下さい」 2
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72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/04/05(火) 23:19:21.83 ID:IFX5FSTFo

御坂「終わりよッ!!」


神裂が飛び上がった瞬間、御坂は靴底を地面に叩きつける。
石畳ギリギリのラインに沿うように、周囲に向けて低空を疾走する稲妻。
その電撃を足に浴び、蠢く屍人になっていた兵士たちが一人また一人と倒れていく。


神裂「これは一体……?」


意識はあるのに立ち上がれず、モゾモゾと地を這うばかりの兵士や魔術師。
身体の機能が働いていない様子で、それ以上動いても無意味だと悟ったか、或いは術式の効果が切れたのか、彼らはそれっきり動かなくなった。


御坂「筋肉を麻痺させてやったのよ。しばらくは起き上がれないし、起き上がったところで同じことしてやればいいだけだし」

神裂「なるほど。相手の動きが遅いので助かりましたね」


辺りに倒れ伏した数十名の兵士の姿を見て神裂が主張する胸を撫で下ろす。
息を吐いて盛り上がった大きな胸をチラリと見て御坂は忌々しげに眉をひそめた。


御坂「あ、そういやあんたのお仲間はどこ行ったの? いつの間にか姿が見えないんだけど」


新手が来る前に一休みしようと、リラックスし始めた御坂が思い出したように尋ねる。
戦いの途中から、50名程いた天草式の姿が見えなくなっていた。
彼らはあくまでこの城門に宮内から兵士をおびき寄せるための目立つ餌を引き受けていただけだったので、戦力的には問題無かったのであるが。


神裂「彼らは遊撃です。宮殿の別の場所で陽動を担当して兵力を分散させています。
    もっとも、時間ではそろそろ……ッッ!?」


それに答えた神裂が、突如宮殿の方を振り返る。
当然そこには何も無いが、宮殿内からは時折騒音や叫び声が聞こえてきていた。
中ではまだ戦いが行われている様子。


御坂「どうしたの?」

神裂「……御坂、すみませんがここをお願い出来ますか……。
    天草式から通信が入りました、宮殿の裏で少々想定外の事態が起こりそうです」




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