過去ログ - キャーリサ「家出してきたし」上条「帰って下さい」 2
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74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/04/05(火) 23:22:57.11 ID:IFX5FSTFo

―――英国 バッキンガム宮殿  庭園 13:20


審判の日の如く火の手が上がっている元来た道を振り返り、キャーリサの口元が引きつる。


キャーリサ「おい。私いずれ戻ってくるつもりなんだぞ、復旧にどれだけ金かかると思ってるの」

上条「それはイギリス清教に言ってください」

アックア「……間もなく庭園である、行くぞ」


そしてようやく回廊を抜ける3人。
ポカポカとした陽射しに似つかわしくない戦場の先、芝生で覆われた広大な庭園がある。
周囲は木々で囲まれ、そこを通る並木道を抜ければ再び市街に出ることも可能だった。
陽射しを浴びるのが久しぶりのような気がする中、そこにたどり着いたその瞬間。
上条は思わず声をあげてしまう。


上条「な……!」

キャーリサ「……」

アックア「……」


アックアとキャーリサは無言でそこに広がる光景を睨みつける。


騎士団長「……もういいだろう。お前達は十分にやった。
       とでも言っておこうか」


高そうなスーツに煤や泥を着けて、騎士団長がコツコツと足音を鳴らしながら背後から追ってきた。
だが上条達は動くに動けない。
何故ならば。


キャーリサ「ざっと300人か……」


恐らく立食パーティの会場だったのだろう。
テーブルや料理の並ぶその裏庭には、数えるのも億劫になるほどの騎士や軍人たちが犇めいていたのだ。
彼らもやられっぱなしで終わるわけにはいかないと、先ほどよりも眼差しには確固たる敵意や殺意のようなものが見受けられた。




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