過去ログ - キャーリサ「家出してきたし」上条「帰って下さい」 2
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91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/04/06(水) 00:11:28.24 ID:zEIeBwxqo

ゆっくりと間合いを測りながら騎士団長が問いかける。


キャーリサ「そーだ」

キャーリサはカーテナの破片から光の剣を構成し、騎士団長に切りかかる。

上条「キャーリサが本に作戦を残しといてくれたんだよ。
    テメェらはまんまとこいつの手の中で踊ってた訳だ」


上条が騎士団長に拳を振りかぶると、彼はそれをかわして足元を引っかけて上条を蹴り飛ばす。


上条「ぐっ!」

キャーリサ「大丈夫かとーま!」

上条「問題ねぇ! もうお前の前で倒れたりしない!!」


すぐさま立ち上がり騎士団長に飛びつくと、わずらわしそうにそれを振り払う。
だが、連携して切りかかったキャーリサの剣先が騎士団長の髪の毛先を額の薄皮ごと切り裂いた。


騎士団長「ッ!」

キャーリサ「ついでに言えばな、騎士団長。お前が式典の会場をこのバッキンガム宮殿に変更することも、私は読んでいたぞ!
        そもそも、敵がいつ来るか分からない状況下でお前が聖ジョージ大聖堂などという清教派の本拠地を会場に選ぶものか」


口元に余裕の笑みを浮かべたキャーリサが背後に飛んで距離をとった騎士団長を見下すように告げる。


上条「キャーリサの作戦は初めからこのバッキンガム宮殿での戦いを想定したものだった。
    まあここまで人数が増えるのは予想外だったみたいだけど。
    ……それを土御門とアックアが調整して今日を迎えたってわけだ」

騎士団長「なるほどな。道理で悉く対応されると思っていた。
       ……だが、私がここまで追ってくるというのは想定外だったのではないか?」


騎士団長の表情にも焦りは無い。
この屋根の上に邪魔者はいないのだ。
あとは自分がキャーリサを回収するのみだと思っているのだろう。
確かに彼の言う通りではあった。
本来ならば庭園にてアックアに騎士団長を任せ、そこから離れたこの場所で悠々と逃げ切ることが出来る予定だった。
しかし現れた不測の襲撃者、シルビアとオッレルス。
彼らの存在によって、キャーリサも上条もこんな最終段階まで騎士団長と相対するハメになり、彼を退ける必要を迫られている。



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