過去ログ - 絹旗「ナイトロジェン!」黒夜「シスタァァァズ!!」一方「……」
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780: ◆Y1L4z5aia2[saga]
2011/05/23(月) 19:35:41.62 ID:cUUlNO2Ao

 しかし、今回は相性が悪かった。咄嗟に突き出した黒夜の両手が、突風を内から掻き混ぜるようにして霧散させる。
 大気中の窒素の割合は約八割。人を吹き飛ばすほどの強風も、八割減となれば髪をなびかせる程度にしか役には立たない。


少年B「うっそ!?」


 驚きに目をむく少年へ一気に詰め寄り、黒夜が右手を振るう。
 少年たちは身を屈めて何とか不可視の槍を交わしたものの、
周囲の壁を容易に切り裂いて振るわれたその威力に、顔を青ざめていた。

 それも当然だろう。念動力も空力も、接近された相手には使い辛い能力だ。
 窒素爆槍に対する有効な手立ては、ほぼ無いに等しい。
 この時点で、黒夜の勝ちは確定的だろうと麦野には思えた。

 その判断に気を抜いた一瞬、三人目の少年は黒夜の背後へ唐突に現れていた。


麦野「黒いの!!」

黒夜「ッッ!!?」


 背中にスタンガンを押し付けられ、声もなく黒夜の身体が沈む。



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