過去ログ - 絹旗「ナイトロジェン!」黒夜「シスタァァァズ!!」一方「……」
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◆Y1L4z5aia2
[saga]
2011/06/02(木) 20:53:26.50 ID:dTUDhLFzo
――ドンッ、という音と共に車体が揺れ、突如としてボンネットから腕が生えていた。
少年B「ガッ!?」
白く、細く、傷の一つも見られない、気味の悪いほどに美しい腕が、ユラリとした動きで少年の頭を掴みあげる。
途端、聞くに堪えない絶叫が車内に響き渡った。
ミシミシ、ミシミシと頭蓋骨の軋む音を伴奏に、高音、低音、人の声帯が許す範囲のあらゆる音程の悲鳴が、
デタラメなリズムでもって喉から絞り出される。
少年がどれだけ藻掻こうと、腕は微動だにしない。
苦痛から逃れようと頭上に伸ばされた少年の手も、どういう訳か腕の表面を滑るばかりで、掴むことすら出来ていない。
白い腕が本当にそこに存在しているのかどうかすら疑わしい。まるで幽霊のように、スルスルとあらゆる物体をすり抜けているようにさ
え思える。
それは余りにも奇怪で、非現実的な光景であった。
少年A「な――何なんだコイツはよぉお!?」
少年の一人が錯乱したような叫びを上げ、スキルアウトから奪った拳銃を向けた。
車内で拳銃を撃つという愚行を他の少年が止める間もなく、引き金が引かれる。
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