102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/04/17(日) 01:15:12.22 ID:cfQjJEan0
黒夜「……」
絹旗「……」
黒夜「……親子だろ」
絹旗「……分かりませんよ」
黒夜「…………」
絹旗「…………」
妙な空気だった。遠い昔でしか会った事のない親戚の家に行ったときのような雰囲気。
なぜか黙ってしまった二人を、浜面はキッチンから首を傾げながらみていた。
かつてはそれが当然だったかのように並んでテレビを眺める絹旗と黒夜が、何故仲が悪いのかが分からなくて。
ギャーォス! とゾンビが墓場より這い出るシーンになる。結局、二人は黙ってイルカが出なくなるその時まで同じ画面を見ていた。
入れたての紅茶とメロンジュースを持って二人が座るソファに近づく。
浜面「俺が作った紅茶だ、お気に召すといいけどよ」
黒夜「サンキュー。助かった」
浜面「絹旗! メロンジュースどうする?」
絹旗「あ、ください。先日のファミレスで飲めなかった未練をここで超晴らします!」
浜面「そりゃ……、自業自得だろ」
絹旗「いえ。あれは黒夜が喧嘩をふっかけてきたのが超悪いんです!」
黒夜「あン? 挑発してきたのはアンタだろォが」
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