20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]
2011/04/03(日) 00:44:27.60 ID:6JI1HSi00
浜面 「そうかよ」
苛立ち混じりに言葉を吐いて、再度部屋の中を確認する。必要最低限、生活するのに不便にならない程度の物、冷蔵庫やら机やら他にはコンビニで買ったような品などが目立つ。娯楽ものと言ったらテレビと少女が持っていたパソコンぐらいだろう。
浜面 「暗部ってのは、こんなに片付けるのが好きなのか?」
黒夜 「皮肉っているつもりか? 安心しろ、この場所が拠点になるのが今日で最後だから、メンバー全員荷物を移してこんなんになっているだけだ」
堕ちても人間だしな、とティーポットを揺らしながら答える黒夜に対して、適当に返事をして浜面は黙り込んだ。
しばらくして居心地の悪い空気を部屋が取り囲み、することを探そうと浜面は怪我を負ったばかりの鼻をボリボリと掻く。しかし無情にも時だけ流れ、浜面が何かをする前に黒夜がティーカップをパソコンの隣に二個置いた。
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