過去ログ - 明るい魔まマ 魔法少女まどか☆マギカ 〜私の大切な人〜
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40:ちり紙 ◆B/tbuP0Myc[sage]
2011/04/03(日) 02:14:25.36 ID:8GUEOo26o
          ☆

 「……遅いなあ、三人とも」
 「……そうだね」
  一応更衣室の中を調べてから、さっさと着替えを済ませた芳文はキュゥべえと共に、プールサイドで三人がやってくるのを待つ。
 「やっぱりあれかなあ」
 「……何がだい?」
  疲れ果てた様子のキュゥべえが無表情のまま尋ねる。
 「女の子が三人もいるんだから、色々あるんだろうな」
 「……色々って?」
 「例えば、さやかちゃんが『うわあ、マミさんってやっぱ胸おっきい☆ ほらまどか見てみて』とか」
 「……」
 「それで巴さんが『もう美樹さん、私の胸は見世物じゃないのよ』て返したりとか」
 「……」
 「んで、まどかちゃんが『いいなあ……。私もマミさんみたいにスタイル良くなりたいな……』とか」
 「そういう女の同士ならではの、キャッキャッウフフ☆トークとかしてんのかな」
 「……さあね」
 「つれないな淫獣。せっかくおまえさんが好きそうな話題振ってやってるのに」
 「何度も言うけど僕は淫獣じゃ」

 「せんぱーい!! おまたせー!!」
  そんなやり取りをしていると、水着に着替えたさやかが手を振って走ってきた。その後をマミが歩いてくる。まどかはマミの後ろに隠れるようにしながら歩いてくる。
 「ジャーン!! どうよ先輩!?」
  さやかが芳文に新しい水着を披露する。
  年齢相応に成長した健康的なスタイルにブルーのビキニが良く似合っている。
 「おっ。いいんじゃないかな。良く似合ってるよ」
 「へへーん。ありがと先輩」
  芳文の言葉にさやかは嬉しそうに笑顔を見せる。

 「お待たせ社君」
  さやかに遅れてやってきたマミが芳文に声をかけてきた。
  中学三年生とは思えないほど豊かに育ったバストとくびれた腰つき。マミのグラマーな身体を白いビキニが引き立てる。
 「……ああ。そんなに待ってないから気にしないで。巴さん、その水着良く似合ってるよ」
  悲しい男の本能か、思わずマミの胸に目が行きそうになる。芳文は慌てて目を逸らしながらマミを褒める。
 「そう? ありがとう」
 (……しかし目のやり場に困るな。魔法少女の格好の時も大きいとは思っていたけど、水着だと特に際立ってるし)

 「ほーらまどか。いつまで隠れてるのさ。人に見せる為に新しい水着買ったんだよ」
 「さ、さやかちゃん……。だって恥ずかしいよ……」
  マミの後ろに隠れているまどかの腕を掴んで、さやかが強引に芳文の前に引っ張り出す。
 「ほら先輩。まどかの水着姿どうよ? かわいいっしょ?」
 「さ、さやかちゃん……」
  芳文の前に引っ張り出され、まどかは恥ずかしそうにもしもじしている。
  つい先日まで男子と話す事などほとんどなかったまどかは、同年代の男子に水着姿を見られ、とても恥ずかしそうにモジモジしている。
 「……」
  白い水玉のピンク色のビキニを着たまどかの身体は、普段の制服姿と魔法少女の姿に比べ、出るべき所がしっかりと出ているのが確認出来た。
  成長途中のまどかの身体は、小柄な体格にしては割と胸も大きい。どうやら着やせするタイプのようだった。
  大人と子供の中間、大人の身体へと成長途中の少女の身体に芳文は思わず見入ってしまう。
 「先輩、黙ってちゃわかんないよ。まどかは先輩的にどうなのさ?」

 「あ、ああ……。その、すごく良く似合っててかわいいよ」
  芳文が素直に本音をポロっとこぼすと、まどかは恥ずかしそうにますます顔を紅く染めるが、嬉しそうな顔もする。
 「良かったわね、鹿目さん」
 「あぅ……」
  マミにそう言われ、ますますまどかは恥ずかしそうにしている。
 「つーかさあ、先輩。なんかまどか一人だけ、あたしやマミさんに比べて特に褒めてない?」 
  さやかがいひひと意地悪そうに笑いながら芳文の脇腹を肘で突く。
 「そ、そんな事はないよ。三人共新しい水着が良く似合っててかわいいよ」
  芳文は慌ててフォローを入れる。
 「なーんか取ってつけたような言い方だよねー」
  普段からかわれるお返しとばかりに、さやかはここぞと芳文に畳み掛ける。

 「いや、友人達の中から一人だけ贔屓なんてしないって。ただ、まどかちゃんって着痩せするんだなあって驚いたから」
 「えぇっ!?」
  芳文の言葉にまどかが真っ赤になる。
 「まどかちゃんが着痩せするタイプだなんて、思わなかったから驚いちゃって。お兄さん思わずドキドキしちゃったよ」
 「〜〜っ!!」
  爽やかな笑顔で芳文が放った言葉に、まどかは沸騰しそうなくらい真っ赤になる。



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