過去ログ - 黒猫「まったく、とんだクソゲーだわ」
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◆49H2QUBi7VEi
[sage]
2011/04/03(日) 17:33:32.52 ID:f/1U2MCOo
「別に……少し考え事をしていただけよ」
「そうか。しかしもう下校時刻は過ぎてるんだから、 見つかるとうるさく言われるぞ?」
「こんな時間に部室にやってくるあなたに言われたくはないわね」
「はっはっはっ、そういうな!俺はただ私物を取りに来ただけだ」
そういって部長は彼の指定席まで移動した。
「ん〜、とりあえず今日はコレとコレと……」
「……どれだけ私物を持ち込んでいるの、あなたは」
「とりあえずここで1週間くらい生活できるくらいだな」
「……多すぎるわ」
タオルに下着、Tシャツにトレーナー、ジーンズにスウェット。
ほかにも食料品やハブラシなどが数々出てきた。
「あなた……ここに住んでたの?」
「あ〜……ゲーム作ってるときはそんな感じだったな」
取り出した私物をリュックとバックに入れながら彼は答えた。
「意外だわ」
「ん?」
「着替えや身の回り品が多いことよ」
「ああ、そのことか。別に風呂に入るのが嫌いなわけじゃないぞ?ただメンドクサイだけだ」
それもどうなんだろう。
まあ、男と女では考え方も違うのかもしれない。
それにこの人は筋金入りのヲタクだ。
趣味に費やす時間を減らすことはしたくないのだろう。
もっともそれは人のことは言えないけれど。
「それで?」
「え?」
「こんな時間までなにを考えてたんだ?」
「あ……それは……」
言えるわけがない。
『先輩にフラれて泣いてました』なんて。
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