過去ログ - 黒猫「まったく、とんだクソゲーだわ」
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部猫
◆49H2QUBi7VEi
[sage]
2011/08/22(月) 22:45:55.52 ID:H/C01M7ro
最初来たときはカップ麺やコンビニ弁当の残骸でひどい有様だったが、
最近では私が使いやすいようにカスタムされていた。
そういえば上の棚を開くための踏み台や、あるかどうか訊ねた料理用具などもいつの間にか増えていた。
「意外……でもないわね。あのゲー研を創った人だもの」
「ん?なんか言ったか?」
「独り言よ。それより、ドライブのお弁当の希望とかはないのかしら?」
「おー!?作ってくれるのか!」
「来るべき本戦に備える練習よ。次はもっといい男をもっと上手く捕まえるためのね」
「俺は当て馬かwwwwwwいいけどよwwwwww」
実際はそんな気なんて毛頭ない。
ただ、「何かのお礼」と言うと彼が益々考えてしまいそうな気がした。
今でさえ世話を焼いてもらって、手をかけてもらっているのに、
いま以上にそんな気を使わせたくなかったのが本心だ。
「……言わないけどね」
「五更ー、独り言でもあんまり言われると気になるじゃね〜かよ〜」
「お気になさらず〜」
初めてのコイビトからもう1年。
そのコイビトを振ってからも約1年。
完全敗北してから約半年。
そろそろ時期なのかもしれない。
「まだまだ……熱いわね」
太陽はとっくに沈んだというのに、その日の風もまだ夏真っ盛り風だった。
だからこそ、まだ動ける。
いや、動かないといけない。
「私の……恋が、あんなところで、あんな形で、終わっていいはずがないもの」
初めての恋の時と同じように……まだ、夏は残っているのだから
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